このページの約束

1まず予想しよう:どの並びが起こりやすい?

シミュレーターを動かす前に、直感で選んでください。正解は、操作したあとに開いて確かめます。

予想1 当たる確率が 1/3 のくじを、引くたびに戻して 5 回引きます。「当たり、当たり、はずれ、はずれ、はずれ」と「はずれ、当たり、はずれ、はずれ、当たり」では、どちらが起こりやすい?

答え合わせ(操作のあとに開こう)

正解:ウ どちらも 1/3 を 2 回、2/3 を 3 回掛けるので、順番が変わっても積は 8/243 です。ばらけて「見える」並びが起こりやすいわけではありません。

予想2 同じくじで「5 回中ちょうど 2 回当たる」確率は、並び 1 つの確率 8/243 の何倍?

答え合わせ(操作のあとに開こう)

正解:ウ 当たる 2 回の位置の選び方が 5C2 = 10 通りあるので、80/243 ≈ 0.3292 です。

予想3 確率 1/6 で起こることを 6 回試します。少なくとも 1 回起こる確率は?

答え合わせ(操作のあとに開こう)

正解:イ 1 回も起こらない確率 (5/6)6 を 1 から引いて、31031/46656 ≈ 0.6651 です。確率は 1/6 × 6 のように足し算では増えません。

予想4 確率 1/3 で起こることを 5 回試します。起こる回数で最も起こりやすいのは?

答え合わせ(操作のあとに開こう)

正解:ウ どちらも 80/243 です。いちばん高い棒が 2 本になることがあります。

2動かして確かめる:n・p・r を変えてみよう

「並べ方を見る」で並びを数え、「分布を見る」で r ごとの確率を比べ、「実際に試す」で乱数の実験をします。

自分で並べる(マスを押すと ○ と × が変わります)

起こる回数ごとの確率の棒グラフ 横軸は起こる回数 r、縦軸は確率です。選んだ範囲の棒は斜線、余事象の棒は点の模様で表示します。実験のときは、相対度数の棒と理論値のひし形を表示します。

試す

「1 回」は、n 回の試行のひとまとまりを 1 回行うという意味です。同じ種なら、同じ結果になります。

回数と確率

数える並び

r = 1 なら「n 回目に初めて」です。最後のマスは動かせなくなります。

範囲を選ぶ

棒を押すと、その回数が r になります。

○×の数
並び 1 つの確率
並び方の数
合計(掛け算)
最後を決めないとき

該当の棒を足す
1 から余事象を引く
確率

r ごとの確率の表を見る
r並び方確率

実験の結果

試した回数:0 回(n = の試行のまとまり)

最後の 1 回:
いちばん大きいずれ
回数の節目ごとの、いちばん大きいずれ
試した回数いちばん大きいずれ
○起こる ×起こらない 該当する棒(青の斜線) 余事象の棒(橙の点) いちばん高い棒 相対度数(棒) 理論値(ひし形)

3観察のポイント:何が変わって、何が変わらない?

  1. やってみる n = 5、p = 1/3、r = 2 の「並べ方を見る」で、「次の並びへ」を何度か押す。

    見るところ 掛け算の順番は変わりますが、積はいつも 8/243 です。並びは全部で 10 通りあり、合計は 10 × 8/243 = 80/243 になります。

  2. やってみる そのまま p を 1/2 に変える。

    見るところ 並び 1 つの確率は 1/32 に変わりますが、並びの一覧は 10 通りのままです。並び方の数は n と r だけで決まり、p によりません。合計は 10/32 = 5/16 = 0.3125 です。

  3. やってみる n = 5、r = 2、p = 1/3 で「最後の回を ○ に決める」を入れる。

    見るところ 10 通りが、最後が ○ の 4 通りと、最後が × の 6 通りに分かれます。数えるのは 4 通りで、確率は 4 × 8/243 = 32/243 ≈ 0.1317 です。自由に選べるのは前の 4 マスだけなので、5C2 ではなく 4C1 になります。

  4. やってみる 「分布を見る」で n = 5、p = 1/3、「r 回以上」、r = 2 にする。

    見るところ 斜線の棒は 4 本、点の棒は 2 本です。4 本足しても、1 から 2 本を引いても 131/243 ≈ 0.5391 で同じです。本数が少ないほうを計算すれば済みます。

  5. やってみる p = 1/6 で「少なくとも 1 回」を選び、n を増やす。

    見るところ 下の折れ線が 1 に近づきますが、1 にはなりません。n = 4 で初めて 1/2 を超え(671/1296 ≈ 0.5177)、n = 6 でも約 0.6651、n = 10 で約 0.8385 です。

  6. やってみる p を 1/3 に戻し、「ちょうど r 回」にして、n を 5、12、30 と変える。

    見るところ いちばん高い棒(▼)は、n = 5 で r = 1 と 2 の 2 本、n = 12 で r = 4、n = 30 で r = 10 です。山は右へ動きながら、低く広がっていきます。

  7. やってみる 「実際に試す」で n = 5、p = 1/3、r = 2、種 2026 で 1000 回試す。

    見るところ 1000 回のうち r = 2 は 335 回で、相対度数 0.3350 は理論値(約 0.3292)の近くです。さらに回数を増やすと、棒とひし形のずれは小さくなっていく傾向があります。乱数なので、ずれは毎回同じようには減りません。

4式を書こう:反復試行の確率の公式

2 つの試行で、一方の結果が他方の結果の起こりやすさに影響しないとき、これらの試行は独立であるといいます。独立な試行では、それぞれで決まった結果が起こる確率は積で求められます。同じ条件の独立な試行をくり返すことを反復試行といいます。

1 回で A が起こる確率を p とします。n 回の反復試行で、A がちょうど r 回起こる確率は、次の式です。

$${}_{n}\mathrm{C}_{r}\, p^{r} (1-p)^{n-r}$$

公式の意味:位置の選び方 × 起こる確率 × 起こらない確率

並び方の数nCrn 回のうち、○ にする r 回の位置を選ぶ
○ の分pr起こる回が r 回ある
× の分(1 − p)n−r残りの n − r 回は起こらない

例で確かめます。当たる確率が 1/3 のくじを、戻しながら 5 回引いて、ちょうど 2 回当たる確率です。

  1. 並びを 1 つ決める。○○××× の確率は、試行が独立なので積になります。
    $$\frac{1}{3}\times\frac{1}{3}\times\frac{2}{3}\times\frac{2}{3}\times\frac{2}{3}$$ $$= \left(\frac{1}{3}\right)^{2}\left(\frac{2}{3}\right)^{3} = \frac{8}{243}$$
  2. ほかの並びも同じ確率。×○××○ でも、掛ける分数は同じで、順番だけが違います。
  3. 並びの数を掛ける。並びどうしは同時に起こらない(排反)ので、確率は足せます。同じ値を 5C2 = 10 個足すので、掛け算になります。
    $${}_{5}\mathrm{C}_{2}\left(\frac{1}{3}\right)^{2}\left(\frac{2}{3}\right)^{3}$$ $$= 10\times\frac{8}{243} = \frac{80}{243}$$

確かめ方 指数の和は必ず r + (n − r) = n です。また、r = 0 から n までの確率を全部足すと 1 になります。この例では 32 + 80 + 80 + 40 + 10 + 1 = 243 で、合計は 243/243 = 1 です。

「ちょうど」「以上」「少なくとも」の言い換えと余事象

問題文の言葉を、「どの棒を足すのか」に読み替えます。n = 5 で書くと、次のようになります。

言い方足す棒(r の値)余事象の棒
ちょうど 2 回2(1 本)0、1、3、4、5(5 本)
2 回以上2、3、4、5(4 本)0、1(2 本)
2 回以下0、1、2(3 本)3、4、5(3 本)
少なくとも 1 回1、2、3、4、5(5 本)0(1 本)
3 回未満0、1、2(3 本)3、4、5(3 本)

余事象を使うときの目安

「A が起こる」と「A が起こらない」の確率の和は 1 です。だから、足す棒の本数が多いときは、残りの棒を 1 から引くほうが楽です。特に「少なくとも 1 回」は、残りが「1 回も起こらない」の 1 本だけです。

$$\text{(少なくとも 1 回)} = 1 - (1-p)^{n}$$

例:n = 5、p = 1/3 なら、1 − (2/3)5 = 1 − 32/243 = 211/243 ≈ 0.8683 です。「少なくとも 2 回」のときは、残りが r = 0 と r = 1 の 2 本になります。r = 1 の分を忘れやすいので注意しましょう。

「少なくとも 1 回」と「ちょうど 1 回」は別のことです。次の練習で、言葉と棒の対応を確かめましょう。

言い換えの練習:どの棒を足す?

5 回の試行です。言葉に合う回数のボタンをすべて押して、判定してください。

 

最後の回が決まっている問題(n 回目に初めて、n 回目に r 度目)

「n 回目に初めて」「n 回目に 2 度目」は、最後の回が ○ に決まっています。自由に並べられるのは前の n − 1 回だけなので、そこにだけ組合せを使います。

$$(n\ \text{回目に}\ r\ \text{度目})$$ $$= {}_{n-1}\mathrm{C}_{r-1}\, p^{r-1} (1-p)^{n-r} \times p$$

前の n − 1 回で r − 1 回起こり、最後の 1 回で起こる、という 2 つの積です。p = 1/3 で計算します。

4 回目に初めて起こる確率

並びは ×××○ の 1 通りだけです。並び方の数は 3C0 = 1 なので、組合せが消えて見えます。

$$\left(\frac{2}{3}\right)^{3}\times\frac{1}{3} = \frac{8}{81}$$

5 回目に 2 度目が起こる確率

前の 4 回で 1 回起こる並びが 4C1 = 4 通りあり、どれも確率は 8/243 です。

$${}_{4}\mathrm{C}_{1}\times\frac{1}{3}\times\left(\frac{2}{3}\right)^{3}\times\frac{1}{3} = \frac{32}{243}$$

「5 回中ちょうど 2 回」の 80/243 より小さくなります。80/243 の 10 通りのうち、最後が ○ の 4 通りだけを数えるからです。

見分け方 「n 回のうちに」なら最後は決まっていません。「n 回目に」「n 回目で終わる」「先に勝つ」なら、最後の回が決まっています。

最も起こりやすい回数:となりの棒と比べる

いちばん高い棒を探すには、となりの棒との比を見ます。公式を覚えなくても、次の式を自分で作れば分かります。

$$\frac{P(r+1)}{P(r)}$$ $$= \frac{{}_{n}\mathrm{C}_{r+1}\, p^{r+1}(1-p)^{n-r-1}}{{}_{n}\mathrm{C}_{r}\, p^{r}(1-p)^{n-r}}$$ $$= \frac{n-r}{r+1}\times\frac{p}{1-p}$$

この比が 1 より大きければ右の棒のほうが高く、1 より小さければ右の棒のほうが低く、ちょうど 1 なら同じ高さです。r が増えると比は小さくなるので、棒は上がってから下がる、山の形になります(はじめから下がることも、最後まで上がることもあります)。

n = 12、p = 1/3 で計算します。p/(1 − p) = 1/2 です。

比べる棒比結果
P(3)/P(2)5/31 より大きいので上がる
P(4)/P(3)9/81 より大きいので上がる
P(5)/P(4)4/51 より小さいので下がる

いちばん高いのは r = 4 です。n = 5、p = 1/3 では P(2)/P(1) = 1 なので、r = 1 と r = 2 が同じ高さになります。

比が 1 より大きいという不等式を r について整理すると、r + 1 < (n + 1)p になります。n = 12、p = 1/3 では (n + 1)p = 13/3 なので、r + 1 が 4 までは上がり続けます。これは問題ごとに導けるので、覚える必要はありません。

独立でないとき:くじを戻さないと公式は使えない

当たり 4 本を含む 12 本のくじを 3 回引きます。1 回目に当たる確率は、どちらも 1/3 です。違いは 2 回目からです。

引くたびに戻す戻さない
1 回目が当たりのとき、2 回目に当たる確率4/12 = 1/33/11
1 回目がはずれのとき、2 回目に当たる確率4/12 = 1/34/11
試行は独立(反復試行)独立でない
3 回中ちょうど 1 回当たる確率4/9 ≈ 0.444428/55 ≈ 0.5091

戻さないときは、前の結果で次の確率が変わるので、p を掛け続ける公式は使えません。この場合は、12 本から 3 本を選ぶ組合せで数えます(4C1 × 8C2 ÷ 12C3 = 112/220 = 28/55)。問題文の「戻す」「戻さない」「元に戻して」を必ず確かめましょう。

5確認問題

どの問題も、各回の結果は独立とします。答えは約分した分数で求めましょう。解説を開く前に、紙に式を書いてみてください。

問1 ちょうど r 回

シュートが入る確率が 2/5 の選手が、4 本打つ。ちょうど 3 本入る確率を求めよ。

解説を見る
$${}_{4}\mathrm{C}_{3}\left(\frac{2}{5}\right)^{3}\left(\frac{3}{5}\right)^{1}$$ $$= 4\times\frac{8}{125}\times\frac{3}{5} = \frac{96}{625}$$

答えは 96/625(= 0.1536)です。

問2 r 回以上

発芽する確率が 3/4 の種を 4 粒まく。3 粒以上発芽する確率を求めよ。

解説を見る

3 粒と 4 粒の 2 本を足します。

$${}_{4}\mathrm{C}_{3}\left(\frac{3}{4}\right)^{3}\frac{1}{4} + \left(\frac{3}{4}\right)^{4}$$ $$= \frac{108}{256} + \frac{81}{256} = \frac{189}{256}$$

答えは 189/256(≈ 0.7383)です。

問3 少なくとも 1 回

当たる確率が 1/5 のスクラッチカードを 5 枚買う。少なくとも 1 枚当たる確率を求めよ。ただし、各カードの当たりはずれは独立とする。

解説を見る
$$1 - \left(\frac{4}{5}\right)^{5} = 1 - \frac{1024}{3125} = \frac{2101}{3125}$$

答えは 2101/3125(≈ 0.6723)です。

問4 少なくとも 2 回(余事象が 2 本)

1 個あたり確率 1/10 で不良品ができる機械で、6 個作る。不良品が 2 個以上できる確率を求めよ。

解説を見る

余事象は「0 個」と「1 個」の 2 本です。

$$1 - \left(\frac{9}{10}\right)^{6} - {}_{6}\mathrm{C}_{1}\,\frac{1}{10}\left(\frac{9}{10}\right)^{5}$$ $$= 1 - \frac{531441}{1000000} - \frac{354294}{1000000}$$ $$= \frac{114265}{1000000}$$

約分すると 22853/200000(≈ 0.1143)です。

問5 n 回目に初めて

的に当たる確率が 1/4 の人が、矢を投げる。3 回目に初めて当たる確率を求めよ。

解説を見る
$$\left(\frac{3}{4}\right)^{2}\times\frac{1}{4} = \frac{9}{64}$$

答えは 9/64(≈ 0.1406)です。並びは ××○ の 1 通りだけです。

問6 n 回目に r 度目

フリースローが入る確率が 2/3 の選手が打ち続ける。5 本目を打ったときに、入った本数が初めて 3 本になる確率を求めよ。

解説を見る

前の 4 本で 2 本入り、5 本目が入ります。

$${}_{4}\mathrm{C}_{2}\left(\frac{2}{3}\right)^{2}\left(\frac{1}{3}\right)^{2}\times\frac{2}{3}$$ $$= 6\times\frac{4}{81}\times\frac{2}{3} = \frac{16}{81}$$

答えは 16/81(≈ 0.1975)です。

問7 先に 3 勝

A が B に 1 試合で勝つ確率は 3/5 で、引き分けはない。先に 3 勝したほうを優勝とするとき、A が優勝する確率を求めよ。

解説を見る

優勝が決まる試合は A の 3 勝目で、最後の回が決まっています。3 試合目、4 試合目、5 試合目で決まる場合に分けて足します。

$$\left(\frac{3}{5}\right)^{3} + {}_{3}\mathrm{C}_{2}\left(\frac{3}{5}\right)^{3}\frac{2}{5}$$ $$+ {}_{4}\mathrm{C}_{2}\left(\frac{3}{5}\right)^{3}\left(\frac{2}{5}\right)^{2}$$ $$= \frac{675}{3125} + \frac{810}{3125} + \frac{648}{3125}$$ $$= \frac{2133}{3125}$$

答えは 2133/3125(≈ 0.6826)です。1 試合の 0.6 より大きくなります。試合数が増えると、強いほうが勝ちやすくなります。

問8 最も起こりやすい回数

確率 1/4 で起こることを 9 回試す。起こる回数で最も起こりやすいものを、となりとの比を使って求めよ。

解説を見る

比は P(r + 1)/P(r) = (9 − r)/(r + 1) × 1/3 です。

$$\frac{P(1)}{P(0)} = 3,\quad \frac{P(2)}{P(1)} = \frac{4}{3}$$ $$\frac{P(3)}{P(2)} = \frac{7}{9}$$

r = 2 までは上がり、その先は下がるので、最も起こりやすいのは 2 回です。P(2) = 19683/65536 ≈ 0.3003 です。

違いと用語の整理

用語意味このページの例
独立一方の結果が、他方の結果の起こりやすさに影響しないくじを戻して引くときの 1 回目と 2 回目
排反同時には起こらない○○××× と ○×○××(どちらか一方しか起こらない)
反復試行同じ条件の独立な試行のくり返し確率 1/3 のくじを戻しながら 5 回引く
余事象その事柄が起こらないという事柄「少なくとも 1 回」の余事象は「1 回も起こらない」
相対度数起こった回数 ÷ 試した回数1000 回中 335 回なら 0.3350

独立と排反は別のもの 独立は「積」を使ってよい理由、排反は「和」を使ってよい理由です。反復試行の公式では、1 つの並びの確率を積で出すときに独立を使い、並びどうしを足すときに排反を使っています。

よくある質問と、計算の間違いの例

Q. 反復試行の公式で、なぜ nCr を掛けるのですか?
「ちょうど r 回」にあたる並びが nCr 通りあり、どの並びも確率が同じだからです。同じ値を nCr 個足すことを、掛け算で書いています。
Q. 「ちょうど r 回」と「r 回以上」はどう違いますか?
「ちょうど」は棒 1 本、「以上」は r から n までの棒の合計です。シミュレーターの「分布を見る」で範囲を切り替えると、塗られる棒が変わります。
Q. 「少なくとも 1 回」はなぜ余事象で求めるのですか?
直接なら r = 1 から n までの n 本を足しますが、余事象なら r = 0 の 1 本を 1 から引くだけで済むからです。どちらで計算しても同じ値になります。
Q. 「n 回目に初めて」の問題で nCr を掛けないのはなぜですか?
並びが ×…×○ の 1 通りに決まるからです。掛ける数は n−1C0 = 1 で、書かなくても同じです。「n 回目に 2 度目」のように前の回に自由があるときは、n−1C1 が付きます。
Q. くじを引いたあと戻さないとき、反復試行の公式は使えますか?
使えません。前の結果で次の確率が変わり、独立でないからです。ただし、全体の本数がとても多いくじなら、確率の変化は小さくなります。
Q. 独立と排反は何が違いますか?
独立は「影響しない」、排反は「同時に起こらない」です。確率が 0 でない 2 つの事柄が排反なら、一方が起こるともう一方は起こらなくなるので、独立ではありません。
Q. 最も起こりやすい回数は、どう求めますか?
となりの棒との比 P(r + 1)/P(r) が 1 を超えるかどうかを調べます。n × p の近くになることが多いですが、いちばん高い棒が 2 本になることもあります。
Q. 反復試行の確率と二項分布の関係は?
r ごとの確率の並びを、数学Bでは二項分布と呼びます。このページの棒グラフは二項分布のグラフです。平均や分散は数学Bで学びます。

計算の間違いの例

次のステップ

並びを数えて式の意味が見えたら、次は問題文を読んで、どの棒を足すのかを自分で決めて計算する段階です。教科書や手持ちの問題集の問題を、解く前に棒グラフの形で思い浮かべてみましょう。

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